習慣的にトレーニングをしている人は、血液検査のとある項目で異常値を示すことがあります。
「いつも運動してるし、大丈夫!」と思って健康診断を受けた矢先、病気を疑われるなんてことも…
トレーニーの方は項目を把握しておきましょう!

1, AST(GOT)ALT(GPT)

AST ALT は肝臓に存在する酵素です。
肝細胞が壊れると血中に放出されるので、この数値が高いと肝臓がダメージを受けていると判断されます。
しかし、AST(GOT)に関しては骨格筋にも多く存在するため、トレーニングによってダメージを受けた筋肉から血中に放出され、高い値を示してしまうことがあります。

2, CK (クレアチンキナーゼ)

CKは骨格筋や心筋に含まれる酵素です。
筋細胞が壊れた時に血中に放出されるので、基準値よりも高い場合は筋組織がダメージを受けていることを示します。
日常的に筋トレしていることを伝えないと、心筋炎や心筋梗塞を疑われることに…

3, BUN(尿素窒素)

BUNは、腎機能を示す数値で簡単にいうとタンパク質の代謝産物です。
タンパク質を多く摂るトレーニーは必然的に尿素窒素が多くなりがちです。

4, クレアチニン

同じく腎機能を示す項目です。
簡単にいうと、筋肉が活動したときに発生する老廃物で、不要なものなので腎臓で処理されます。
筋肉の活動によって発生するので、筋肉量が多ければ当然発生するクレアチニンの量も多くなります。

5, 尿酸値

尿酸とは、プリン体と呼ばれる物質が代謝された時に発生する老廃物です。
高強度の無酸素運動(筋トレ)は、プリン体が発生するので尿酸値も必然的に高くなりやすいです。
これが皆さんもきっと聞いたことのある「痛風」の原因になります。
トレーニーは、水分とビタミンCを日頃から積極的に摂取しましょう。

もし正しい数値を知りたい場合は、血液検査の1週間ほど前からトレーニングを控えておきましょう!
年に一度の大切な健康診断ですからね!
トレーニーの皆さん、よいフィットネスライフをお過ごしください!

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